チャプター 47

ミカエル視点

翌朝の評議会の間は、場違いなほど静まり返っていた。

怒号もない。武器がぶつかり合う金属音もない。激しい糾弾もない。ただ、深く、息苦しい沈黙があるだけだった。

俺は長い卓の上座に座り、擦り切れた地図が卓上に散らばっているのを見つめていた。傷だらけの手を木肌に添えたまま動かずにいると、周囲では長老たちが椅子の上で身じろぎする――風雪に晒されてきた男も女も、顔には悲嘆の皺が刻まれていた。

戦も見てきた。飢饉も生き延びた。だが、こんなものに直面したことはない。子どもたちを奪い去る病だ。

あいつが来るまでは。

国境の少年

彼らはその子を「銀の癒やし手」と呼んだ。

ようやく十...

ログインして続きを読む